ジュエリーとミニマリズム

Posted on by narita

今年もあとわずかですね。
2016年はまさに彗星のように近づいては去っていった印象です。
たくさんのお客様や仲間に出会えて本当に充実して煌めいた一年でした。
みなさんにとってはどんな一年だったでしょうか?

ジュエリーとミニマリズム

最近ミニマリストって言葉が流行ってますよね。
断捨離やお片づけブームもありました。

そのなかで僕たちの扱っているジュエリーとかアクセサリーというのは必ずしも生活必需品というわけではなくて、むしろプラスアルファ(と考えられている)のものです。

ですけど本当にそうでしょうか?

僕はそうではないと思います。

人類は紀元前からジュエリーを身につけています。衣服を着るようになるのと同じくらい昔から体を飾って自らを鼓舞して、新しい生命や文化を紡いできたのです。
このように連綿と続いているものが、そんな簡単に必需品ではなくなりませんよね。

ちょっと掘り下げてみましょう。

「ラグジュアリーとミニマル」

相容れないようにみえますが実は現在これらは近いものだと思います。

ミニマリストって言葉が流行りましたね。
ものを持たないほうが格好良い。そんな意味合いでしょうか。
単純に持ち物を少なくすることを目的とするような人もいますが、多くの方は持ち物を整理することによって自分の内面を整理整頓したいからミニマルな生活スタイルにするのです。

そんなスタイルが好まれる時代だからこそ、ラグジュアリーなものをしっかりと選び、身につけることで大きな満足感とゆったりとしたスタイルが生まれます。
多くのものを持たず、本当に気に入った信頼すべきものを身につける。
この場合のラグジュアリーはネガティブな意味の「贅沢」ではなく「満ち足りている」という状態です。
自分の中身を整理整頓し少しだけ選ばれた良いものを持つ。というのが実は一番満ち足りている状態なんです。

身綺麗に強く生きたいなら、自らの価値観に基づいて探してください。
装身行為の精度を高めることにより、自分を引き上げる効果があることを知ってください。
自分の気持ちとリンクする上質なものを選び抜き身につけることによって、自分の選択が間違っていないことを確認できますから。

同じようなものを使い捨てながらいくつも持つよりも、じっくりと一つのものを使ってみてくださいね。

そのためには作り手側、売り手側がしっかりと提案をできないといけません。
魅力を伝える人がいなくてはせっかくの良い物も手にとってはもらえないのですから。そこは本当に大事ですね。
また、僕たちのように扱う人が効率だけを考えたらつまらないものになってしまいます。非効率であっても、必要なものは必要です。そこがこの仕事の奥深いところです。

さてここは僕の好きな言葉を引用して締めたいと思います。

アクセサリーをつけて出かけましょう。洋服を着てアクセサリーをひとつもつけないのは、和服で帯留めをしないのと同じくらい、ぴりっとしないことです。「暮らしの手帖」

洋服を着ていて装身具をしないのは片手落ち。
僕はそう思っています。

あ、あと一つ。良き隣人の作ったものやサービスを利用してみてください。
大量生産されているものを疑ったほうがいいとまではいいませんが、地に足をつけて取り組んでいる人のサービスを購入してみてください。
その時あなたの選択はより大きな重みを持つと思います。

では楽しいジュエリー生活を。

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